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分離症・すべり症の原因・症状・治療方法について
分離症(脊椎分離症/腰椎分離症)・すべり症の原因
分離を起こす部分を椎弓部といいます。
それは上の関節と下の関節で挟まれて割れるんですね。
割れるというか骨が離れてしまいます。
この骨は、胎児の時には離れていた骨なんです。
簡単に挟んで割れる人と、少々やっても割れない人と、産まれてきたけど引っ付いてない人。
それが分離症を発症する原因です。
分離症(脊椎分離症/腰椎分離症)・すべり症の症状
分離症・すべり症の症状としては、やはり腰の痛み、特に腰から尻にかけての痛みが多く、
椅子に腰かけているとか、立っているなど、同じ姿勢を長く続けていると痛みが強くなったり
します。
ところが、こういう人たちが病院へ行くと、医師によってコルセットをつけさせられたり、
スポーツを禁止されるといった場合が多いのです。
しかし、これでは患者さんの筋力をさらに弱くしてしまい、いつまでたっても痛みから逃れる
ことはできません。
スポーツ少年に多い分離症・すべり症
やはり、分離症・すべり症は少年にとても多く、特に分離症は少年期で激しいスポーツを
行っている人に多く、統計によると10%強くらいは、小・中・高生に発生しています。
これは骨が完全に形成されていないときに、生理的な許容度を超えた腰のひねりや反り、
屈伸などのストレッチが与えられることによって、分離することが多いのです。
しかしこういう状態になった人の何%かは痛みもなく、無症状で生涯を送る人もあり、
いまだに不明な部分も多く、完全にそのメカニズムも解明されていません。
一般成人で分離を起こす人の場合は、持続的に腰を使うような仕事や、瞬間的に腰を反らす
ようなことをしたときが多いようです。
それが更に深く、どんどん上下の関節で、割れたところへ入ってくると、骨が移動する。
食い込んでくると骨は必然的に前後に動いてしまう。これがすべり症です。
こちらの画像をご覧頂くと分かりやすいと思いますが、このような原因で、分離症・すべり症
が発症します。
ほとんどの場合第五腰椎に起こりますが、時には第四腰椎などにも起こることがあります。
激しいスポーツをする人や重労働をする人に多くみられますが、脊椎がこの状態にある人
たちのすべてに症状が出るわけではありません。
また、たまたまレントゲン検査をして見つかるといったことも多いのです。
ですから、このように、痛みの症状もなく日常生活になにも影響がない場合には、 たとえ
脊椎の分離やすべりの状態があったとしても、この人は“脊椎分離症とかすべり症”という
病名はつけられませんし、まったく心配もいらないのです。
すべり症の場合、極端に言うと骨が階段上になってしまう。
背骨が滑って、腰椎が前の方へ滑って、そして、仙骨の間が階段上になってしまう。
まだ若い間、中学の始めくらいまでは引っ付く場合もあると言われています。
ですが、治療法としては、引っ付く、引っ付かないではなく元の状態に戻してやることです。
挟んだのは離れる力もあるわけです。
その力を加えて、その食い込んだ関節突起を離してやり、その状態を保てる筋力をつけてやる。
そうすれば怖くも何ともないです。
確かに、こういう患者さんは、骨格上の弱点があるのですから、これを支える腰背筋、腹筋を
強くすることが大切になるのです。
ですから合理的なトレーニングで筋肉をしっかり鍛え、バランスのとれた体をつくることに
よって、普通の人となんら変わることなく日常生活を送るれるようになるのです。
中川式の脊椎分離症・すべり症治療法詳細をご覧ください。
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